アイドルマスターSideMにクソデカ感情抱きすぎてバンナムの株を買った話
まず結論はすでにタイトルに書かれている通りなのですが、1月に株を買うことを決意し、額として50万を調達し、先日晴れてバンナム(正確にはバンナムHD)へ株を買うという形で金をぶち込むことができました。間に合って良かった〜。
昼間も騒いでましたが、年明けに決意して頑張りまくり3ヶ月、宣言通りバンナムHDの株主になりました🙋
— mizuki (@philia_liam) 2020年3月18日
株主総会…待ってろよ…💓(クソデカ感情) #バンナムの株買うオタク pic.twitter.com/4i8g6jQtKq
もっと株価下がるかもしれないのになんでこの時期に?と聞かれると、私は株主優待や配当目的ではなく、株主総会への参加権利、ただそれが欲しかったのです。
ちなみに
そもそも「クソデカ感情」とはなんでしょうか。
ここでは、「ポジティブ・ネガティブ関係なくその対象に抱く感情が入り込みすぎている+その感情についてとても言葉では言い尽くせない」という意味合いで「クソデカ感情」を使用しています。
ことばの使い方については意味の変わりやすいネットジャーゴンだということもありますし、誤用でしたらご容赦ください。誤用だけに☺️(天道輝の担当、やめろ……)
何が言いたいかというと、私は決してポジティブな理由でせこせこ貯めた50万円をバンナムにぶち込んだわけではないということです。
コンテンツに救われるということ
これは本論に関係ないのですが、クソデカ感情を抱くにあたってのバックグラウンドを書かないと説得力がないな~ってことでちょっと書きます。
私は2ndアニバ近辺からPになりました。
ゲームこそメンテ明けから登録したりしていたものの、落ちるまでの自分は「まあ、アイマスのアニメ観てたし、履修しとこっかな……」くらいのゆるファンでした。
転機はセカンドアニバのムンナイの視聴を聞いた瞬間。
あれよあれよという間にドラスタやべえの感慨に襲われ、仕組みがよくわからないままにモバを真面目にプレイし始めました。
そこで過去カードを見ていくうち。
運命のカード(台詞)に出会いました。
突然語りますが鳥籠輝のこの台詞が大好きっていうかただのファンから担当になった決め手がこの台詞で……アニメ見てて輝は間違いなくこの考えの上で生きてるんだなって思ってボロボロ泣いた 涙腺弱くなりすぎ pic.twitter.com/NjSKrRfiMl
— mizuki (@philia_liam) October 21, 2017
人生全肯定ペンギンかよ~~~~~~~(正気)
当時色々と私生活がヤバヤバのヤバだった自分には、この台詞がとても刺さってしまいました。
失敗と挫折を繰り返し、あがいてもどうやっても上に行ける気がしない状況。周囲の励ましや自己啓発書のありがたいお言葉は自分をすり抜けていくのに、なぜか彼のこの台詞だけはとてもとても強く刺さったのです。
多分それは、今現在きらびやかな世界でアイドルとして活躍している――少し言い換えてみれば「別世界の人間」だと認識している彼も「自分と同じフィールドに立っていたのかもしれない」と幻視することができるからです。
過去にうつむいていたかもしれない彼らが、「アイドル」となった。そして今は前へと、まっすぐに進もうとして――「さあ行こう」と自分=プロデューサーにも手を差し伸べてくる。
新しい場所に踏み出すこと、それそのものにはとても高いハードルがあります。もし自分だったらその選択が出来るのか? そこに至る経緯と決意を自分に重ねて想像するだけで震えます。
話を戻すと。
彼らに手を伸ばされて、自分はどうするのか?
担当が前を見ているのに、彼らを導く地位であるべきプロデューサーが、うつむいている暇はない。
私は彼らの真っ直ぐな言葉を前にするたびに、そう思いました。
それが、日常生活にまで伝播する。
結果として人生が上向いた人、上向くまではいかずとも、明日への一歩をなんとか踏み出せるようになった人、そういった人々を自分は多く見てきました。
もちろん、自分含めて。
SideMを「救済」と呼ぶプロデューサーがわりと多い気がするのですが、自分にとっては上記が理由のひとつです。
*
改めて、現在は楽しくプロデューサー業にいそしんでいます。
今は上記の「運命の出会い」をした天道輝と、「ファン」だった頃に元々気になっていたアイドルのプロデューサーをしています。そして他アイマスシリーズに関してもミリデレシャニに担当ができました。KRにも推しがいます(アマプラで見れるから見て……)
KRしらんわ、て人もいるかもだし貼ったら見てもらえるかもしれないので貼っておきます
「リーダーの資質は例えば親指、親指は全部の指と向き合えるから」とかSideM顔負けの名セリフがぽんぽこ出てきたりする。強い。
楽しく(わりと苦しみながら)ガシャを天井まで引いたり、ボナタイが終わらなくて寝れない夜を過ごしたり、3rd幕張を当てるためにCDを30枚積んだり、多分その辺のPならわりとやっている感じで金をつぎ込んできました。(たぶんけっこうヤバイと思うんだけど、まわりも良い感じにトチ狂ってるので、もうよくわからない……)
「救い」が「迷い」「苦しみ」に変わる瞬間
盲目オタクだんだんつらくなってくるの巻
とはいえ色々と不満はありました。(この辺は本当にいろいろあるのですが、本論と関係ないことで荒れたくないので割愛します)2019年夏あたりからふざけて「株買うか!?」とかも既に言ってました。
自分の中では、ゆくマスと新作ゲーム発表の件が結構なダメージで、そこが契機だったと思います。(スターリット発表の時には既に動いていたので「も〜〜まじで株買わないとやばいじゃん」って危機感に繋がりました)
特に「格差をつくる」という点では、スターリットの件は喜びたいのに苦しい、と思いました。シリーズ15周年を冠し他アイマスキャラを加えた家庭用新作にSideMが入ってない。
とりあえずSideMハブにしてデレミリシャニをちょびっと入れます^^15周年おめでと~♪
って(笑)うはは(笑)そりゃねえよ(笑)って感じです。
てか他マスの自分の担当は出ません。
そもそもデレは声ついてないし。(総選挙がんばります!っていうのはまた別件なのですががんばります)
なんでこうやって格差ばっかりつくるんだろう、って不思議でたまりませんでした。たぶん765ASだけ出るゲームだよ、って言われたらなるほど~楽しみだな!くらいにしか思わなかったと思います。
①SideM出ない
②自分の担当ほぼ出ない
③765ASだけのゲームやりたかった(完全にわがままですが)
④とにかくなんで格差つくるねん
まとめるとこんな感じです。
とにかく、格差をつくられることを繰り返されることによって、「自分が一番好きなSideMというシリーズは、偉い人にとってはそこまで重視すべきものではないのか?」という猜疑心が強化されました。
一度や二度じゃないんです。そりゃ猜疑心もりもりになります。
正直自分のわがままなのかな、コンテンツが望んでないユーザーなら去るべきなのかな、とも思うのですが、そのへんはままならないです。いくら自分自身のことであっても、自分自身の感情はそんなに完璧にコントロールできません。
(蛇足:ちなみに、すでに総合的なアイマスPとなっている自分には、765ASの担当がいません。別に担当なんて運命なんだからいてもいなくても、とも思いましたが、コンテンツの原点で一番好きな子を見つけたいな、次のコンシューマーを買って、それを叶えたいな、と思っていたのです。
これは私ぐらいしか思ってないことかもしれないんですが、「いや、そもそも765ASしか出てこないゲームじっくりやりたかったし、その上で担当を決めたかったんやけど……」と思っちゃうんだよな。それなら昔のコンシューマーやれって話なんですけどいや~新しいゲームやりたい気持ちが先に立…………なんかこればっかりは制作陣の思惑から私がターゲットに入ってなかったというだけなので!!!仕方ないです!!!買うよ!!今公開されてる情報が納得できないだけでいざゲーム買ったら楽しいと思うし!買います大丈夫です)
ゆるファンに戻るべきなのか?
で、この件が皮切りに……というわけでもなく、以前からの流れではありますが、色々とTLが荒れる中で引退していくプロデューサーさんを見てきて、思うところはいろいろとありました。
「お気持ちブログ」も幾度となく目にしました。
そのどれもに肯定したいし、否定もしたい気持ちがあって、自我はぐちゃぐちゃになりました。
救いであるはずのコンテンツに振り回されている……。
気づけば、私はSideMに救われた身でありながら、SideMを盲目的なほどに大好きな人間ではいられなくなってしまっていました。
自分は楽しむためにTwitterをやっているので、「あまりネガティブなことは言わないようにしよう、でもネガティブなことを言いたい状況なのはわかるから、せめてしんどくなってる人を否定するのはやめよう」と思っていました。言いたいことがあったらアンケートで言っていたから、というのもあります。
ただ、先述のとおり年末あたりを契機に、自分はちょっと心がぽっきりいきそうになりました。多分きっかけなんてなんでもよかったのだと思います。遅かれ早かれこうなっていた気がします。
ここまで来ると、このままSideMには期待しないで、ゆるく好きでいるのもいいのかなと思い始めていました。
とりあえず課金する、コンテンツにしがみつくオタク
でも、怖いのはサ終でした。
救いが奪われるのは怖い。
コンテンツが続くように、自分のできることをしていきたい。
そういう思いもあったように思います。
多分この辺はプロデューサーとしてのロールプレイも含まれていて、外部から見ると「オタクこわ……」て感じなのかもしれないのですが、なんかもうこうやってしか生きられないので許してください。
ここで一番に思いつくのは金をぶち込むことでした。
諭吉は正義だし課金も正義です。
ゆるくゲームをプレイして、応援の意味をこめて課金する。
アンケートで意見を言う機会があれば、正直に言う。
まあこれはこれで楽しいか、と思っていました。
プロデュース方法は人それぞれなので。
(無理な課金を自分に強いてきたつもりはないです。気に入らないモノには課金したくないです。未来のコンテンツへの投資の側面も、もちろんあります。とはいえその逆で、絵アドつよつよカードが出たら「自分の意思で」天井近くなってもガシャ引くし、課金して担当上位走ります)
ですが、金をぶち込みながら思いました。
課金した金ってほんとに還元されてるのかな~こわいな~。
そもそもSideMってバンナムに大事にされてるのかな~えらいひとどう思ってるんかな~~。金ぶちこんでもそこがどうにもならなかったら無駄撃ちだよな〜〜。
どうでもいいとか思ってたらどうしよ~!そんなことないはずだけど!えっほんとに?そんなことある??
うお〜〜〜~~~(自我こわれる)
これが私の「クソデカ感情」の一部です。
一部なので書き切れていないこともありますし、勢い任せなので、自分の中で「いや、そうじゃないんじゃない?」という部分もあります。
とりあえずですが「救いであるはずのコンテンツに苦しんでしまうようになった」という事実がちょっとつらかったです。
(補足:「嫌なら辞めろ」の文言を万能語録と思って使う方もいらっしゃいますが、「そうできないから苦しんでるんだよ?」って返すほかないので、その辺はどうしようもない認識の断絶が広がってるのかもしれません)
そうだ株買おう
話を戻すと、荒れるTLのなかで「Twitterで文句言わせろ」「おたより送れ」と様々なツイートが回ったりいわゆるお気持ちブログの投稿を多く目にしました。
そんな中である方の記事と記事で引用されているオノダヒロユキさんのツイートを見て、
「あ、株主総会に出るって選択肢があるのか」
と改めて思いました。
今日はバンナムの株主総会へ行ってきました。質疑応答で、とあるPの方が765AS単独ドームライブを熱望されていたのですが、このような声がたくさん挙がれば、会社側も検討してくれるのではという印象を持ちました。実現すればリアルに「ザ・ライブ革命でSHOW!」になりますよね!
— オノダヒロユキ/mft (@onodahiroyuki) 2019年6月24日
オノダヒロユキ様のツイートを引用させて頂きますが、 こちらのツリーを読んでいくと 株主総会の質疑応答で765ASの単独ライブを熱心に望まれた方がいて、 その半年後のゆくマス~で本当に単独ライブが発表されたことに驚きました。 SideM運営陣に声が届くか、届いた声が検討してもらえるのかはともかく やはりユーザーが正直な意見を届けることは大切なのだと思います。
追記とSideMに対しての今後について - sidemganbareyo’s blog
――今までアイマスにいくら課金したの?
そう自分に問うてみると、思わず閉口してしまいます。
つまりそういうことです。
それだけつぎ込んできたのなら、バンナムの株を買うぐらい、どうってことないのでは?と思いました(冷静に考えるとどうってことあるのですが頭がバグってるのでどうってことないと思ってしまう…………)
とにかく「SideM、どうなんですか?」って聞けて、返答までもらえるかもしれない、そういう機会が、ある意味買える。
すごいな、と衝撃を受けました。
もうここまで来たら「アイマスが、SideMが好きな気持ちはとにかく変わらないし変えられないから、これからも好きでいられるように動くしかない」と思いました。
ここで、株を買うという選択肢が、ゲームに課金するという選択肢の優先度を上回りました。
この選択が自分にとって一番だと思ったのです。
(まあ資金調達の時も普通に課金して「あ〜〜〜〜課金しないって決めてたのに!!!!」って暴れたりしてましたけど……)
これが株を買うぞと決意した経緯なのですが、幸か不幸か、以前6700円ほどに上がっていた株価が現状5000円を切っていたので17万ほどお得になっていました。(バンナム株は100株単位で購入可能になる)余った資金で株主優待がよさげな会社の株を買ってしまった……。
ちなみに資金調達については、基本は「レベルを上げて物理で殴った」だけです。仕事を増やして収入を得た、ということです(参考にならないけど、それ以外にない気がします)
副職OKな職場だったので土日はほぼバイトしてました。捻出した資金の4割ほどは復職の収入から出ています。でも20連勤+数日の休み挟んで今とかは50連勤目くらいなのでもーー限界です。二度とやらないと思います。休みないと人間バグります。推しにも会えないし……。
ということで株買うに至るまでの経緯でした。
最後に
最後にですが、まだ権利確定日まで数日残っています。
お金さえあれば即日開設のできる口座もあるのでギリギリまだ間に合います(DMM証券の回し者ではありませんがDMM証券が一番スムーズでした。SBI証券で口座開設しようとして4日待たされてる時にDMMで作ったら即日開設できました。DMM証券しか勝たん……)
もしこれを読んで少しでも興味をお持ちになられたら、バンナムの株を買ってみるのもありかもしれません。これを言いたくてクソ長お気持ちブログを書いたと言っても過言ではないです。
(もちろんこれでSideMの現状が変わると確約はできないのですが、選択肢の一つにはなると思っています)
お気持ちパートが長くなりすぎて導入方法などは割愛してしまったのですが、もし興味があるけれど不明点がある……と言う場合は、Twitter等にご連絡頂ければ、初歩的なものでしたら答えられると思います。ぜひ相談に乗らせてください!
「いやそんな余裕ねえよ」「でもクソデカ感情はある」という方は、もしよかったら私のマシュマロまで「株主総会でこういうこと言って欲しい」みたいなご意見をいただけるとうれしいです。正直どういう感じで質問すれば良いのか全然考えてないです。
いや、発言できるかどうかすらわからないんだけど。
これで何も発言できずに終わったらしんどすぎる……。